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眠りについて知ろう

No.75 慣れないことは眠って学ぼう

いよいよ始まった新学期。新しい生活で覚えなければならないことはたくさん。気持ちばかりが焦って、うまく覚えられない。ついつい徹夜で覚えようと無理をしがちですが、そんな時こそ眠りましょう!

記憶や技術は睡眠中に定着・向上する

かつて受験生と言えば、徹夜でがむしゃらに勉強するのが良いとされていましたが、睡眠の役割が分かってくるにつれ、それは逆効果であることが分かってきま した。専門家の報告によると、夜しっかり学習した後、ぐっすり眠ると次の日には成績向上が見られたのに対し、朝学習をして眠らずに日中を過ごし、夜に成績 を調べてもあまり良い結果が出なかったそう。これは記憶が必要な勉強だけでなく、スポーツや楽器の習得などにも言えるようで、新しい生活に早く慣れるとい うことについてもあてはまるようです。

これは、日中に体験学習したことが、レム睡眠中に整理され、定着するためだと考えられますが、新しいことずくめの春、同級生や同僚に差をつけるにはこの働きをフルに活用するのがよさそうです。

といっても、ただ長く眠れば良いわけではありません。今までの記事でもご紹介したように、普通の成人なら7時間程度、平日・週末に関わらず、規則正しく眠ることが大切です。

失敗もくよくよせず、快眠で解決!

ぐっすり眠ると、脳の機能が適正に働き、日中に体験したことをPCのようにインデックス化までしてくれるので、再度必要な時にパッと引き出せるようになり ます。また、整理されることで体験学習したことの法則性や要点に気づきやすくなるため、成果がでやすいと考えられています。さらに、私たちの脳はとても賢 く、体験した記憶の中でも不必要だと判断したものは消去も。そのため、不快な体験や失敗は一晩眠れば軽減。

人より覚えが悪いと感じたり、大きな失敗をしてしまうと、挽回しようとつい遅くまで頑張ってしまいますが、もしかしたらそれは逆効果になっているかも。特 に、いつまでもくよくよと引きずってしまう人は、一度眠りを見直してみて。眠るべき時間がきたら一度手放して眠ったほうが、効率が上がるかもしれません。

レム睡眠時には記憶が整理され、ノンレム睡眠時には脳や体の疲れがとれるため、翌日にはバージョンアップし、元気いっぱいの状態に! 新しい体験であたふたしているあなた、今日から快眠を。気づかないうちに勉強も仕事もスポーツも自然に身に付いていくはず!

文章:睡眠改善インストラクター 竹内由美

日本睡眠学会 Japanise Society Of Sleep Research
JOBS 一般社団法人 日本睡眠改善協議会