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眠りについて知ろう

No.74 今こそ毎日の生活を丁寧に!

眠れない、起きられない、すぐに目覚めてしまうなど、睡眠について悩みを抱えている人が多いようですが、眠りを改善するには、毎日の生活習慣がカギに! 不況の影響で、つい無理をしがちですが、ストレスを感じがちな今、無理を続けていると、疲れが蓄積し、トラブルの原因に。今のような厳しい状態だからこそ、できる限りぐっすり眠り、健康な心と体を保つことが大切です。このままではいつか倒れてしまうかも…そんな生活をしている人は、今日から生活を見直してみましょう!

極端な生活は眠りの質を妨げる

働き盛り世代は、時間的な忙しさや慢性的なストレスなどから常に交感神経が緊張し、眠りの質が低下してしまうことがあります。また逆に、仕事をリタイヤさ れた方などは、緊張が一気になくなること、また一部の方は目標を失ったことから意欲の低下や運動不足が起き、その結果、交感神経の働きが低下し、眠りの質 が低下してしまうことがあります。

つまり、私たちの体は、交感神経が緊張しすぎてもしなさ過ぎてもバランスが崩れやすいといえます。何事も中庸に、仕事も睡眠も、食事や運動もバランスよく行い、交感神経と副交感神経をバランスよく働かせることがベストにできているのです。

睡眠の状態が良くない人はもちろん、朝から疲れている/通勤時以外はほとんど室内にいる/仕事がない日は、ダラダラ過ごすことが多い/仕事以外にやりたい ことがない/生活に楽しいと思うことがない/笑ったり泣いたり、感情を出すことが少なくなった/何か新しいことにチャレンジしてみようと思わなくなった/ 運動はほとんどしていない/ゆっくり湯船につかることが少ない/一日中、緊張している。または、緊張することがほとんどないというような方は、一度、生活 を見直してみましょう。

毎日の生活を丁寧に暮らす

まず、睡眠時間が6時間未満の方(短時間睡眠者もいますが、ほとんどの方には7時間程度の睡眠が必要です)は、(1)睡眠時間を確保すること。週末にたくさん寝るから大丈夫という方がいますが、それは生活リズムを崩す原因となるので、平日の睡眠時間から見直し、できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。

次に、(2)働きすぎに気をつけること。日本人は我慢強く、責任感があり真面目だと言われますが、それが強すぎる方は ワークホリックになりがち。疲労が蓄積して作業効率、意欲、コミュニケーション能力などが低下し、空回りしてしまうことが。「睡眠時間+プライベートな生 活時間」から逆算して仕事時間を決め、集中して働きましょう。たくさんの仕事をこなすのも能力ですが、その量が合理的かどうかを判断するのも、無理な時は 無理と判断してコミュニケーションをとるのも能力です。しっかり働ける体を維持するには、明日に続く意欲と体力を温存できるワークスタイルを確立しましょ う!

そして、(3)毎日の生活を丁寧に暮らすこと。不況の影響か、忙しいことはいいこと、休むことは悪。そんなネガティブ な思いを持っていませんか? でも、それではストレスがたまる一方。毎日遅くまで仕事をしてお酒を飲んで寝るだけ。そして、週末はゴロコロ。そんな生活 は、眠りの質だけでなく、生活の質も経済の質も低下させてしまいます(お金を有効に使えない)し、将来を担う子どもたちに夢を持たせることもできません。

では、丁寧に暮らすとは、どんなことでしょう? 食事、睡眠を大切にすることはもちろんのこと、趣味を楽しむ、ストレッチをする、寝室の模様替えをする、 手間をかけて料理を作るなど、ご自分の普段の生活を楽しむことです。そんなことでいいの?と思われるかもしれませんが、これを楽しめるようになったら、人 生こっちのもの! 気分転換ができるだけでなく、リタイヤした方にとっても、生活リズムや交感神経をバランス良く保ち続けるカギとなり、運動不足の解消に も役立ちます(適度な運動は睡眠の質を高めるのにも役立ちます)。さらに、子どもや孫と遊ぶ、家の掃除をする、植物を育てる、ボランティアに参加すると いったことを楽しめれば、周りの人や家族に喜ばれますし、自分の存在意義や人との関わりの楽しさが実感でき、一石二鳥にも三鳥にもなります。よく女性は元 気といいますが、それは男性よりも普段の生活の中に楽しみを見つけるのが上手だからなのかもしれません。

あとは、規則正しい生活を心がけ、起きたら太陽の光をしっかり浴びて、朝食をきちんと食べましょう。日中は時間を決めて仕事や趣味で意欲的に過ごし、夜は眠るための時間としてゆったり過ごすよう心がけてみてください!

文章:睡眠改善インストラクター 竹内由美

日本睡眠学会 Japanise Society Of Sleep Research
JOBS 一般社団法人 日本睡眠改善協議会