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眠りについて知ろう

No.54 紫外線によるダメージに注意!

今年の夏はとても暑く、夏バテぎみの人も多いと思いますが、夏は暑さだけでなく、紫外線にも要注意。紫外線というと肌を黒くするもので、女性にとっては問題でも男性にとってはあまりピンとこないかもしれません。でも、紫外線は肌を黒くするだけではなく、"活性酸素"を発生させ、細胞を傷つけます。紫外線の害から身体を守るためには、紫外線を防ぐと同時に、質の良い睡眠と正しいケアを実践しましょう!

紫外線は細胞を傷つけて老化を早める

私たちの身体は紫外線、大気汚染、タバコ、ストレス、食品添加物などの外的刺激を受けると、“活性酸素”という不安定分子が発生します。活性酸素は健康な 細胞から分子を奪い、細胞の老化を進めます(酸化させる)。中でも強力なのが紫外線による光老化です。紫外線を受けると大量の活性酸素が発生して酸化が進 み、細胞やDNAを傷つけ、バリア機能(免疫機能)を弱らせてしまいます。つまり、紫外線は肌を黒くするだけなく、身体の老化を進める大敵なのです。
紫外線を浴びるとメラニンという色素が発生して肌が黒くなりますが、実は、メラニンは悪者ではなく、紫外線の害から細胞を守るために発生します。シミの原 因になるため、女性からは敬遠されがちですが、身体の中ではこのメラニン生成をはじめ、さまざまな防御反応を起こして、紫外線に対抗しています。

しかし、夏のように紫外線が強かったり、日常的に紫外線を浴びていると、対抗しきれず、新陳代謝や免疫機能が低下して細胞の修復も追いつかなくなります。 その結果、乾燥、シミ、シワ、肌荒れ(吹き出物を含む)、アレルギー(紫外線アレルギー)が起きたり、最悪の場合、ガンなどが発生することもあります。ま た、その影響は肌細胞だけでなく体全体の細胞に及び、動脈硬化や内臓の機能低下など、さまざまなトラブルの原因になるので、無関心でいるのは危険です。

抗酸化成分の補給と睡眠で肌を修復させましょう!

身体を活性酸素から守るためには、老若男女を問わず、紫外線を防ぐことが有効ですが、この夏、すでに紫外線を浴びてしまったという人は、まずは肌をしっかりと保湿し、食事から抗酸化成分を補給して、ぐっすりと眠るようにしましょう。

汗や皮脂が増えるため、夏の肌は一見、潤っているように感じますが、気化熱で蒸発が激しい上、紫外線によってバリア機能が低下するため、肌の水分はどんど ん蒸発して、肌内部はとても乾燥した状態となります。そのため、お手入れを怠っていると、知らず知らずのうちに乾燥が進み、シワなどの原因に。今まで男性 は女性よりも肌が強く、お手入れは必要ないと思われてきましたが、最近はオゾン層の破壊などによって紫外線が強くなっていますし、ストレスや生活の変化な どのためか、男性の肌も弱くなっているようです。今のうちから保湿を心がけ、乾燥が本格的になる冬が来る前に、肌を健康な状態に戻しましょう。忘れないで 欲しいのがボディの保湿です。ボディは顔以上に乾燥しやすく、高齢者では、乾燥による身体のカユミで眠れなくなるという人が増えます。今のうちから保湿し て乾燥をストップしましょう。

活性酸素は、実は、普通に呼吸をするだけでも発生します。そのため、身体には元々、それに対抗する抗酸化物質が備わっています。しかし、その量は年齢と共 に減少するといわれ、とくにストレスが多い人や紫外線が強くなる季節は、不足しがちになります。活性酸素の害から身体を守るためには、食事やサプリメント などから抗酸化成分を補うことが有効です。主な抗酸化成分としては、ベータカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、ポリフェノー ル(ワインなどに含まれる)、カテキン(お茶の成分)、イソフラボン(大豆成分)などがあげられますが、これらを含む食品をバランスよく摂るように心がけ ましょう。

そして、もうひとつ、実行して欲しいのが睡眠です。細胞のダメージが修復される時間は、日中ではなく、睡眠中。ぐっすり眠ることにより代謝を促す“成長ホ ルモン”が分泌されるので、質の良い睡眠は不可欠です。細胞の代謝にもリズムがあるので、なるべく規則正しい生活を心がけることも忘れずに!

文章:睡眠改善インストラクター 竹内由美

日本睡眠学会 Japanise Society Of Sleep Research
JOBS 一般社団法人 日本睡眠改善協議会