
夏になると、パジャマや掛け布団を薄手にする人は多いようですが、それだけでは不十分。実は、湿気は下へ移動するため、背中や後頭部に熱がこもりやすくなります。高温多湿の夏でもぐっすり眠るためには、下記を参考に、敷き布団や枕も夏使用にしましょう! 寝具を涼しくすれば、エアコンの使用を少なくできるので、地球にも体にも優しく眠れます!
布団を干す場合は、床と接している裏面(湿気がたまりやすい)をしっかり干し、次に表面を干しましょう。また、干す時間は午前10時~12時くらいの間に。午後になると湿気が増える上、あまり長い時間干してしまうと布団に熱がこもり、逆効果になることがあります。また、干した後は、掃除機で両面とも吸っておくとダニ対策にもなります。
ベッドの場合、ベッドの下が高床のように何もないタイプは風が通りますが、ベッドの下に引き出しが付いていたり、物がぎっしりつまっている場合は改善を。熱がこもってしまうので、夏の間だけはベッドの下は引き出しや荷物を取り出し、風が通るようにしましょう。
布団の場合もベッドの場合も、さらに涼しく眠るためには、クーリング効果のある敷き布団パットを利用するのも手。自然なひんやり感で背中に熱がこもるのを軽減できます。
涼しく眠るにはピローケースも麻やサッカー綿などに替え、暑い日は、熱さまし用のアイスバッグやクーリングシートなどを頭の部分に利用するのもよいでしょ う。ただし、冷やしすぎ(とくに首は冷やさないこと)はよくないので、凍らせたタイプを使うときは枕の下に置くなどして、冷やしすぎないように注意して。
夏に適した枕素材、及び夏使用枕については6月6日更新予定の企業インタビュー記事でご紹介します。
文章:睡眠改善インストラクター 竹内由美