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眠りについて知ろう

No.48 そろそろ夏用寝具に替えよう

梅雨前にもかかわらず、すでに夏日、真夏日を記録している日本列島。暑苦しさで眠りにくくなる季節もすぐそこです。とくに都会では、夜になっても気温が下がらない「ヒートアイランド現象」が起こることが予想され、それによる睡眠障害でもたらされる経済損失は、なんと、44億円ともいわれています。 そこで今回は涼しく眠るために、寝具をどんな風に替えたらよいかについてご紹介します。

敷き布団も夏用に!

夏になると、パジャマや掛け布団を薄手にする人は多いようですが、それだけでは不十分。実は、湿気は下へ移動するため、背中や後頭部に熱がこもりやすくなります。高温多湿の夏でもぐっすり眠るためには、下記を参考に、敷き布団や枕も夏使用にしましょう! 寝具を涼しくすれば、エアコンの使用を少なくできるので、地球にも体にも優しく眠れます!

パジャマ
半袖(ノースリーブでもOK)、半ズボン(ゴムのきついものは避け、お腹は冷やさない)を基本に、袖口が広いタイプに。生地素材は麻やサッカー綿など熱がこもりにくく、放湿性のあるものにしましょう。

敷き布団
敷き布団自体を湿気がこもりにくいタイプに取り替えるのが理想ですが、収納場所がないし、予算的にもむずかしいという人は、まず、シーツ類を麻やサッカー綿などに取り替えましょう。また、フローリングに直に布団を敷いて寝ている人は、湿気がたまりやすいのでフローリングと敷き布団の間にスノコなどを敷いて通気をよくしましょう。敷きっぱなしにしていると湿気がたまるばかりでなく、カビが発生することもあるので要注意。畳の場合は畳が湿気を吸ってくれるので蒸し暑さはフローリングより低いようですが、やはり敷きっぱなしは禁物。定期的に布団を干して湿気をとりましょう。

布団を干す場合は、床と接している裏面(湿気がたまりやすい)をしっかり干し、次に表面を干しましょう。また、干す時間は午前10時~12時くらいの間に。午後になると湿気が増える上、あまり長い時間干してしまうと布団に熱がこもり、逆効果になることがあります。また、干した後は、掃除機で両面とも吸っておくとダニ対策にもなります。

ベッドの場合、ベッドの下が高床のように何もないタイプは風が通りますが、ベッドの下に引き出しが付いていたり、物がぎっしりつまっている場合は改善を。熱がこもってしまうので、夏の間だけはベッドの下は引き出しや荷物を取り出し、風が通るようにしましょう。

布団の場合もベッドの場合も、さらに涼しく眠るためには、クーリング効果のある敷き布団パットを利用するのも手。自然なひんやり感で背中に熱がこもるのを軽減できます。

熱は頭にもこもりやすいので、枕も夏使用に替えましょう。高さだけで枕を選びがちですが、実は中身の素材によって熱のこもり方が異なるので、夏は熱がこもりにくい素材の枕、冬は冷やさない素材の枕を使うのがオススメです。

涼しく眠るにはピローケースも麻やサッカー綿などに替え、暑い日は、熱さまし用のアイスバッグやクーリングシートなどを頭の部分に利用するのもよいでしょ う。ただし、冷やしすぎ(とくに首は冷やさないこと)はよくないので、凍らせたタイプを使うときは枕の下に置くなどして、冷やしすぎないように注意して。

夏に適した枕素材、及び夏使用枕については6月6日更新予定の企業インタビュー記事でご紹介します。

文章:睡眠改善インストラクター 竹内由美

日本睡眠学会 Japanise Society Of Sleep Research
JOBS 一般社団法人 日本睡眠改善協議会