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眠りについて知ろう

No.11 寒い夜も快適に眠る

日に日に寒さが増し、朝、布団から出るのがつらくなる季節がやってきました。本格的な冬が来る前に、寒い日にも快適に眠る方法をご紹介しましょう。

寝室の温度は18~23℃に

 寒いと、筋肉が緊張したり、血流が悪くなったり、寒さに弱い人は、寒いということ自体がストレスになり、眠りにくくなることがあるので、快適に眠るために は寝室の温度に注意して。冬は室温を18~23℃に設定し、カーテンを厚手のものに替えるなどして、すき間風が入るのを防ぎましょう。また、乾燥すると風 邪を引きやすくなるので、加湿器などで湿度を50~60%に保ちましょう。観葉植物を置く、濡れタオルを寝室に干すといったことでも湿度をあげることがで きます。暖房を一晩中使うのに抵抗がある人は、夜中はオフにし、朝方、再び部屋を温めるように設定しておくと、布団から出るのがスムーズになります。

布団やパジャマを冬用に替える

身体を冷やさないよう、パジャマは長袖・長ズボンに替え、布団も冬用に替えましょう。軽くて保温性のある羽毛布団がおすすめですが、実は背中(腰)も冷え やすいので、掛け布団だけでなく、敷き布団も保温性のあるものに替えるとGOOD。寒がりな人は、敷き布団の上に羽毛パッドを置いてみるとよいでしょう。

寝具は寝る前に温める

せっかく部屋を温めても、布団が冷たいとヒヤッとして、交感神経の活動レベルが高まって眠りにくくなることがあります。寝る前には布団乾燥機や湯たんぽ、 電気毛布などを使って寝具を温めておきましょう。ただし、一晩中、温めるのは体温調整力を狂わせたり、肌を乾燥させてしまうので禁物です。冬でも寝床内の 温度は33℃前後になるので、不必要に温めすぎると汗をかき、逆に身体を冷やしてしまうこともあります。湯たんぽのように自然に冷めるものにするか、電気 毛布などを利用する場合は、布団に入ったらスイッチを切って。また、身体が冷えていると眠りにくくなるので、眠る前には入浴をして身体を温めておきましょ う。

廊下やトイレの室温にも注意!

寒いとトイレに行きたくなりますが、夜中によくトイレに行く人は、トイレや廊下などの温度にも注意を。すでに述べたように、冬でも寝床内の温度は33℃前 後あります。そんな環境から、いきなり寒い廊下やトイレに出ることは、目が覚めてしまうだけでなく、急激な血圧上昇を招き、身体によくありません。寒さで 筋肉はこわばるものの、寝起きのために緊張感は低下しているため、つまずきや転倒も起こりやすくなるので、とくに高齢者の方は要注意。廊下やトイレにも暖 房器具をおき、できれば18~23℃を保つよう(10℃以下にならないよう)にしましょう。

文章:睡眠改善インストラクター 竹内由美

日本睡眠学会 Japanise Society Of Sleep Research
JOBS 一般社団法人 日本睡眠改善協議会