睡眠時間は若い人と同じ、7~9時間は必要だと考えられていますが、眠りが浅く、覚醒度も下がりやすい(つまり夜と昼のメリハリがなくなる)ため、布団に入って過ごす(だらだら横になって過ごす)時間が長くなる傾向があります。
年齢が高くなると長期的な不眠も増えると言われ、40歳台では全体の10%程度ですが、50歳以降は急激に増え、高齢者では15%に上ると言われています。不眠が続くと日中の生活の質が低下し、それがまた睡眠を悪化させるという悪循環となるので、眠りに問題がある方は、早めに専門医に相談を。
1.朝起きたらしっかり太陽の光を浴びる
2.午後0時~3時の間に30分程度の昼寝を習慣にする
3.夕方、適度な運動をする(ウォーキングや水泳など、少し息が上がるような有酸素運動。歩く場合はのんびり歩くのではなく、早歩きを)
4.日中は楽しみややるべきこと(主に人との接触)を作り、活動的に過ごす
5.日が落ちた後も照明を明るく保ち、楽しくゆっくりと食事や入浴をして、覚醒を維持する
夜8時に眠ると、3時か4時に目が覚めてしまうのは当然のことなので、あまり焦らず、就寝時刻を遅らせる工夫をしてみましょう!
本来、睡眠中は抗利尿ホルモンが活発に分泌されるため、目覚めることはないのですが、1.前立腺肥大などの病気がある、2.就寝前にアルコールやカフェイン、ニコチンなどを摂取するなど、生活習慣に問題がある、3.睡眠・覚醒のメリハリがなくなることにより、抗利尿ホルモンの分泌が弱くなる(通常は夜間より日中の尿量のほうが圧倒的に多いのですが、生体リズムなどが乱れている人は、夜間の尿量の方が多い人が少なくありません)といった理由で、トイレの回数が増えてしまうことがあります。夜間のトイレは転倒の危険があり、骨折事故などのリスクを高める要因(とくに冬は注意)にもなります。
また、トイレは睡眠を中断するため、脳や身体にさまざまな悪影響を与えます。ある研究調査では、夜間に3回以上トイレに行く人は、4年後の生存率が正常な人より30%も低いと伝えられているほどです。不眠の悪影響については「No1.睡眠を見直そう」をご覧下さい。
夜間頻尿を改善するために、前立腺肥大などの病気を治療する、頻尿を止める薬を服用するといった方が多いと思いますが、朝、太陽の光を浴びる、就寝前にアルコールやカフェイン、ニコチンなどは避けるなど、生活習慣を見直して睡眠・覚醒リズム(日中と夜のメリハリ)を整えることも有効です。とくに、夕方の適度な運動は効果大。運動習慣がある人は習慣がない人に比べ、夜間排尿の回数が少ないと言われており、眠りの質もよくなることがわかっているので、ぜひ、まめに身体を動かすようにしましょう。
*トイレの回数を減らしたいからと、水を飲まない人がいますが、それは健康によくないので絶対にしないこと。