快眠コンソーシアム

眠りについて知ろう

No.62 時間管理と心の切り替え
今年もあと10日あまり。ニュースではしきりに経済状態が悪いと伝えられているため、仕事に没頭してしまったり、不安な気持ちでいる方も少なくないでしょう。でも、こんな時こそ、良質な睡眠を心がけ、身体も心も万全な状態にしておくことが大切。来年を良い年にするために、年末年始、生活を見直してみませんか。
手帳をうまく使って時間管理を!
今も昔も1日24時間に変わりはありませんが、かつては9時~5時(17時)と言われていた仕事時間が少しずつ長くなり、今では9時~7時(19時)でも仕事が終わらないという方や、仕事環境の悪化でストレスを抱えている方もいるようです。でも、私たちの身体は機械ではありません。今までにもご紹介しているように、睡眠不足が続くと、作業効率が低下するだけでなく、ヒューマンエラーも発生しやすくなります。また、気持ちの面でもうつ状態になりやすくなったり、人の気持ちを推し量る能力が低下するため、コミュニケーションがうまくとれなくなったります。厳しい今を生き抜くには、睡眠をしっかりとって体調を万全にし、効率的に気持ち良く仕事をこなせる状態にしておくことが有効です。そのために見直して欲しいのが時間管理です。

来年に向けてすでに手帳を購入した方もいると思いますが、スケジュールは時間軸に沿って細かく書くようにしましょう。会議や打ち合わせ時間だけでなく、起床時間、就寝時間、仮眠時間なども記入しておくと、毎日の睡眠時間や生活パターンが管理しやすくなるだけでなく、無駄な時間や空き時間などが見えてくるので、時間を有効に使えるようになるはず。

ただし、睡眠時間はムダな時間ではないのでご注意を! 私たちの身体は、覚醒と睡眠のバランスを保つことによってベストな状態に保たれています。つい睡眠時間を削って仕事に没頭してしまいがちですが、それでは健康を害してしまう恐れが。睡眠時間をしっかり予定に書き込んでからスケジュールを立て、肉体的にも精神的にもタフな身体をつくりましょう。

ONとOFFのスイッチを見つけましょう
もう一つ、重要になるのが効率的に眠ること。そのための方法として、朝は明るい環境で過ごし、夜は暗くする、日中活動的に過ごしたり、適度な運動をするとよいでしょう。しかし、今までの記事でもいろいろと述べてきましたが、今のようなストレスが多い時代は、夜になっても不安や心配事などで脳の興奮がとれず、就寝時刻になってもうまく眠ることができなくなることが。特に責任感が強い人、真面目な人などは深刻な気持ちを引きずりやすいので要注意。スムーズに眠るには、気持ちを和らげ、ON(活動モード)とOFF(休息モード)を上手に切り替えることがカギになります。お酒でOFFモードにする人も多いようですが、酔っ払って眠っても良い睡眠はとれません。それよりも楽しい気持ちや、人に感謝する気持ちでいるように心がけてみましょう。

お笑い番組を見る、好きな趣味に没頭する、今日一日をありがたく思う、そんな何気ないことが緊張をとり、気持ちをOFFモードにするのに役立ちます。今の生活は何かと忙しく、お金にならないことはすべてムダだと思っている人もいるようですが、人の心はそれだけでは癒されません。寝る瞬間まで仕事のことや不安でいっぱいという人は、年末年始のお休みの間にぜひ、心のあり方を見直してみてください。

文章:睡眠改善インストラクター 竹内由美