そのため、春は多くの人がぐっすり眠れるようになるはずなのですが、今のような春の初めは、三寒四温といわれるようにまだ気温の変動が激しく、さらに、進学、入社、転勤、引っ越しなどで環境が変わる人が増えます。こうした気温や環境の変化は、人にとってはストレスになるため、体の機能にも影響することがあります。そのため、表面的には前向きな気分でいても、知らず知らずのうちに脳や体には疲労がたまり、体調を崩してしまうことがあるので注意が必要です。
ストレスを解消し、免疫機能をアップして体調を整えるには睡眠が有効ですから、新たな生活に慣れるまではムリをせず、春の眠りやすさを利用して、その日のストレスはその日に解消できるように心がけたいものです。
ただ、過去の記事「ストレスは眠りの大敵」で述べたように、強いストレスや慢性的なストレスは、眠りの妨げになることがあるため、眠りたくても眠れない状態になってしまうことがあります。それは、ストレスが自律神経の交感神経系を刺激する(夜になっても頭が休まらない)ためですが、そうなると、ストレスが増えるウイークデーは睡眠不足が続き、ストレスが減る週末に一気に睡眠不足を解消するような生活パターンになりがちです。過去の記事「週末の過ごし方に注意」でご紹介したように、平日と週末の生活時間に大きな差ができると、体内時計が乱れ、月曜日の朝、起きるのがつらくなったり、一層、眠りの質が低下してしまうことがあるので、そうならないよう、毎日はムリでも週に2~3日は仕事やストレスを軽くし、週末に大きな疲れがたまらないようにすることが大切です。学校や仕事が楽しいと感じられる人はまだよいのですが、新たな環境になじめなかったり、楽しさを見出せない人、ストレスを感じやすい(ストレスに弱い)人、頭を使っている人などは、自分が感じている以上に脳が疲労しやすいので、ムリは禁物です。
ストレスを放置してしまうと自律神経が乱れ、疲れているのに眠れない、寝ても寝ても眠った気がしないといった睡眠トラブルが現れやすくなるだけでなく、うつなどを引き起こす原因にもなるので気をつけましょう。
朝、心地良く起きるには、日中に楽しいことを見つけること。いつも寝坊な子どもが遠足の日はスムーズに起きられるように、起きたら楽しいことがあると感じられる何かを見つけることも朝型にするのに役立つので、ぜひ、見つけてみてください!