人は本来、鼻で呼吸するようにできていますが、何らかの原因で口呼吸になると、口の中が乾きがちになるため、口臭が強くなるとか(だ液は口臭に原因菌などを洗い流すため)。また、冷たい空気が喉からダイレクトに肺へと流れるため、肺にも負担がかかります。さらに、ホコリやウイルスなどの菌が喉の粘膜に付着しやすいため、喉が痛くなったり風邪などをひきやすくなります。また、口呼吸によって、軟口蓋(喉の付近の粘膜)が振動していびきも起きやすくなります。
「睡眠中は横になって身体が水平になるために気道が落ち込んで狭くなりやすいのです。その状態で口呼吸をすると、軟口蓋が振動しやすくなります」とエスエス製薬の伊藤淳さん。
鼻呼吸をしていれば、口が渇きにくく、冷たい空気も鼻腔である程度温められてから肺へと運ばれるため、肺への負担も軽減されます。また、ホコリやウイルスも鼻腔でキャッチされて排泄されるため、風邪などを防ぐことができます。
「そして鼻呼吸をしていれば、軟口蓋が振動しにくくなるので、いびきも減ります」
「鼻腔の表面は通常、分泌液の薄い粘膜層で覆われていますが、粘膜がしっかり潤っていると、繊毛運動が一定になって空気の流れも良くなるため、鼻呼吸がスムーズになります。でも、鼻粘膜が乾いてしまうと、空気の流れが乱れて呼吸しずらくなるため、どうしても口呼吸になってしまうのです」
それにより、上記で述べたようにいびきや喉の痛みなどが起こることが。睡眠中は意識がなくなるため、鼻呼吸をずっと維持することはなかなかむずかしいことですが、鼻の粘膜を乾燥させないように気をつけ、普段から口を閉じて鼻呼吸をするように意識するとよいでしょう。
また、イビキを軽くするには、眠りについて知ろうVol.9で述べたように、肥満に気をつけ、寝る際はお酒の飲みすぎは避け、仰向けより横向きで眠るようにするのがオススメです!